偽物というと毛嫌いされる方がおられますが、なかなかどうして出来が良い物が多いのです。
刀が武士社会で褒美の代わりになっていた時代はもとより現代においても数多くの偽物師が
日夜、如何にして愛刀家を巧妙に騙そうかと切磋琢磨されておられます。
聞き及ぶところでは、鑑定書付き偽物を得意とする有名偽物師はなんと三億円の偽物御殿を
構えるまでに大繁盛しているとか申します。
さらには後五、六年で偽物は打ち止めにして悠々自適の余生を送ることを考えているようであります。
私はそんな方々に敬意を表し是非出来の良い偽物を適正な価格でお客様が買えるように
その錬金術の一端を伝授しようと自身、偽物を集めては日夜、研究に励んでおります。
まずは眉につばをしっかりべたべたと付けてから読み始めて下さいませ。
良い偽物を買うときに是非とも注意しなければいけない点とは何なのでしょうか。
基本的には以下の三点を必ず実行されることだと思います。
1. いかなる鑑定書も妄信しないこと。でも信頼できる刀剣商は信じてください。
近頃、特別保存刀剣鑑定偽物や保存刀剣鑑定偽物がかなり巷に出回っております。
2. できるだけ初見では刀身の上部を真剣に見ないこと。光物を先に見て惚れてしまうと真偽の見分けができません。
しかし刀工の時代の見分けをするためには刀姿は重要ですから忘れないようにしてください。
3. 最後に必ず茎を見ること。茎をあまり真剣に見ると場合によってはお店の方が
怒りをあらわにされますからご注意ください。
実は、ここにこそ皆様は元より刀剣商すら欺く巧妙な偽物師のノウハウの大半が
ひた隠しにされています。
ですから良い偽物を買うために是非ともお伝えしたいのは茎の見方に尽きます。
以下の項目に列挙するのは茎を見る時の大まかな注意点ですので記憶の片隅に留めて
刀をご覧になるときには必ず思い出して間違いのない判断をして下さい。
ご注意:
以下の条件に当てはまるからといって、しったかをしてお店の方に言ってはいけません。
出入り禁止になると折角の出来の良い偽物を手に入れる機会を逃しますからね。
一、 大磨上げ無銘は刃区に注意
二、 在銘偽物は錆際に注意
三、 在銘偽物は鑢目が乱れた物が多い
四、 総じて錆や変形を含めて茎の状態の悪いものはご注意ください
五、 象嵌銘は現代物では太くしっかり茎に切入ってある
六、 中心を掴んで刀を振ってみると手の平に違和感を感じる
七、 再刃についての注意
八、 折返し銘、額銘についての注意
皆様、是非適当な価格で出来良い偽物を手に入れ日本刀を楽しんでください。
この章は写真を含めて随時新しい情報を更新して参ります。
こういう情報の公開をするとこれを上回る新しい技術が次々に生み出されるので
本当にいたちごっこになってしまうのですが現在存在するものに引っかからないだけでも
少しは お役に立つことを信じて業界の恥部のほんの一部をお見せするものです。
現物写真は手に入ったものから順次、掲載を予定しておりますのでお待ちください。
(店主敬白)
*良い偽物の買い方基礎講座開講予定
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